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Monday, May 22, 2023

関西電力、データセンタ開発10年で1兆円投資 米社と新会社 - 産経ニュース

データセンターの新会社設立で契約書に調印した関西電力の森望社長(右)と米サイラスワンのシュワルツ社長兼CEO=22日午後、大阪市北区の関電本店

関西電力は22日、「ハイパースケール」と呼ばれる大容量データセンター(DC)の開発・運用を行う新会社を、米国のDC大手サイラスワンとの折半出資で設立することで合意した。今後10年程度で1兆円以上を投資してDCの設置を進め、総受電容量計900メガワットの事業規模を目指す。

関電は子会社のオプテージ(大阪市)が受電容量5~15メガワット規模の都市型DCを手掛けているが、新会社が運営するのは郊外の広い用地を想定した50メガワット規模の大容量DC事業で、関電として初進出。国内の大容量DC市場は企業のクラウド利用や生活のデジタル化により急成長しており、エネルギーのみに頼らない新分野の開拓を目指す。

サイラスワンは欧米を中心に世界57拠点でDCを展開し、グーグル、アマゾンなどのメガクラウド事業者へ営業力とDCの設計・建設などを持つ。関電は電力消費や情報通信の効率化などのノウハウを提供する。

会社は5月に設立し、双方から共同最高経営責任者(CEO)を出すことを検討。まず首都圏と関西での事業展開を予定し、すでに第1号案件として関西で建設地を確保し、早期の着工を目指している。

関電本店(同市北区)で同日、森望(のぞむ)社長とサイラスワンのシュワルツ社長兼CEOが契約書に調印した。森氏は「エネルギー、不動産、情報通信などのノウハウを最大限活用したい」、シュワルツ氏は「双方が持つDCと電力の知識を結集したい」と意欲を語った。

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