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Sunday, May 21, 2023

大腸がんのスクリーニングUp to date ! - m3.com

2023年5月22日  南山堂

スクリーニング方法 大腸がん検診の方法にはさまざまな選択肢があります。そのなかでも一般的に用いられることの多い便潜血検査と大腸内視鏡検査を中心に解説します。便潜血検査と大腸内視鏡検査の比較 便潜血検査には化学法と免疫法の2種類がありますが、多くは免疫法が用いられます。便中のヘモグロビンを測定するため、上部消化管出血の場合でも陽性になる可能性があります。2日間検査を行い、一方でも陽性になれば「検査陽性」と判断します(本書Overview 3参照=本連載では割愛します)。 大腸内視鏡検査は観察と切除が同時に可能という利点があります。しかし、下剤服用などの前処置があり、穿孔や出血など検査自体が負担になることもあります。「毎年の便潜血検査施行」と「10年ごとの大腸カメラ」を比較すると、感度に関しては便潜血検査のほうが劣るものの、1,000人あたりの大腸がんによる死亡回避効果は変わらないとされています24)(本書Overview 3参照=同上)。死亡率減少効果の証拠については便潜血検査のほうが強固であり、簡便性という観点からみても、対策型検診としては便潜血が選択されています。...

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