- 事業計画書を手に、損益分岐点を計算する龍神リョウガと朝倉さん(右)
旭川のヒーローショー団体「北海道ヒーロードリーム」が、ヒーローの姿を模したおやきを販売するキッチンカーの制作費や運営資金をクラウドファンディング(CF)で募っています。代表の朝倉友武さんは「キッチンカーで全道の子供たちに笑顔を届けたい」と意欲を燃やしています。
2015年に朝倉さんが代表に就任した北海道ヒーロードリームは、これまでほぼボランティアで地域のイベントなどに出演してきました。東京で俳優業の経験がある朝倉さんは、ヒーローショーの制作も本物志向で、シナリオや稽古も芝居を作り込むように情熱を傾けてきました。
コロナ禍で3年ほどショーができない期間がありましたが、昨年の旭川冬まつりで久しぶりに子供たちの前に登場しました。朝倉さんは「あの時の子供たちの声援の熱量は忘れません。生のヒーローショーを見るのは初めての子も多かったのでは」と振り返ります。
コロナが明けて、本格的に活動再開を目指す同団体ですが、継続的に活動をするには、イベント主催者に費用を負担してもらうだけでなく、自らお金を稼ぐ仕組みが必要と感じました。そこで、キッチンカーの売り上げを、出演料の一部に充てることで、イベント主催者の負担を減らし、もっと気軽に地域のイベントに呼んでもらえる環境を整えることにしました。
キッチンカーで販売するのは、同団体のヒーロー「龍神リョウガ」をデフォルメしたデザインのおやき。キッチンカーを運営するには初期投資で1000万円かかる見込みで、このうち300万円をCFで募ります。返礼品は、車両やユニフォームへの広告掲載や、幼稚園などへの出張ヒーローショー、食品などの商品開発とパッケージへの肖像使用権など。ヒーローショーを継続するには、コスチュームのメンテナンスや機材費、役者やスタッフへの謝礼も確保しなくてはなりません。ボランティアとして続けるには限界があり、キッチンカーの売り上げでこうした運営費をまかないます。学生時代に演劇経験のあるスーツアクターの齋藤瑞葵さんは「子供たちの声援は、本当に力になる。自立した力強いヒーローになって、全道の子供たちに会いに行きたい」と話しています。
CFサイトはこちら
https://actnow.jp/project/heroryouga/
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