コロナ禍で経営が苦しい飲食店を応援するため、店内で会食する際に飛沫(ひまつ)拡散を防ぐ紙製のシールドを、金沢市御所町のデザイン会社「プログレ」が作り、店に配っている。シールドには企業の広告を入れることもでき、同社は協賛企業を募っている。
シールドは直径約二十センチの円形の厚紙製で、会食時に手に取って口元にかざす。三つ折りにして持ち帰りやすいよう、折れ目を入れた。協賛企業の広告のほか、石川の冬の味覚をPRするため、ブリやカニの写真も載せている。
プログレの宮下竹則代表取締役(44)は、会食が減る中で人と人のつながりが薄れないよう、「この企画で地元企業や人同士の助け合いを後押ししたい」と力を込める。
第一弾として製作したシールドは、裏面に和食店「旬魚亭」(同市北安江)のロゴが入っている。同店と旅行会社「ヴァケーション」(同)の食事付き宿泊プランの広告を以前、プログレが作った縁で協力した。
旬魚亭によると、感染拡大で忘年会と新年会がほぼ全てキャンセルとなり、今月の来店客は例年の三分の一程度。宇田(うた)克彦店長(68)はシールドを手に「ピンチをチャンスに変えて、石川の食をアピールできれば」と話した。シールドは来店客の希望者に配っている。
広告掲載の申し込みなどはプログレ=電076(255)6680=へ。 (戎野文菜)
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