転職・就職の情報プラットフォーム「OpenWork」の運用を手掛けるオープンワーク(東京都渋谷区)は、新卒入社の社員に、自分の入社した会社への就職・転職を勧めたいと思うかを調査し、「新卒入社してよかった会社ランキング」を発表した。その結果、1位はグーグルで、10点満点中9点という非常に高い点数を得た。次いで2位にベイン・アンド・カンパニー・ジャパン、3位にサイボウズがランクインした。
1位だったグーグルの口コミを見ると、個人の裁量が大きくスピード感のある働き方や多様性が尊重される組織風土であることが理由として挙げられた。
実際の声では、「心理学に基づいたアンケートをもとにそれぞれの社員の個性が共有され、相手の個性を尊重し、適切なコミュニケーションを考えることが推奨されている」といったものや、「辞令などは無いので基本的に自分の意思次第でチーム異動やプロジェクトのアサインが決まるから」との意見が聞かれた。「フラットで決断が速い社風、組織体制。個人の裁量が大きいが、気の良い人が多いので頼ることができれば苦とならない」という声もあった。
また、トップ30にランクインした企業の口コミを見ると、若手のうちからチャレンジできる環境や、上司や先輩とのフラットなコミュニケーションを評価する声が多かった。
3位のサイボウズは、「体験入部」という制度を利用して、他部署の業務をお試し体験できるなど、自らが希望するキャリアをサポートする取り組みがなされていることが特徴的だった。興味がある部署やチームがあれば、実際にそのチームに入り業務を体験することができる。いきなり異動するのではなく事前に体験入部することで、ミスマッチを防ぐことが狙いだ。
上位30社の結果は?
また6位のSanSanでは、「戦略がベンチャー気質あってのもので、固まりすぎておらずどんどん進言することができる」という声が挙がった。新卒でも成果を出すことができればキャリアアップは可能で、「挑戦の機会が多いことが魅力的」という意見が聞かれた。10位の電通国際情報サービスは、「自分が主で動くのと共に、ある程度自分の裁量もある。自分で意思決定でき、その都度自分でも成長を感じることができる」という意見があった。
コロナ禍の影響で、昨年は就職活動の説明会や面接などが軒並みオンラインとなるなど、変化に対応せざるを得ない年となった。コロナ禍の今、一度も社員や同期に会わず、会社にも行かないまま入社の日を迎えた新社会人も少なくない。すでにスタートしている新人研修や配属先での仕事は、新入社員や受け入れる企業側にとって、新たなチャレンジだといえる。
調査は、「この企業に就職・転職することを親しい友人や家族にどの程度すすめたいと思うか」という質問に、0〜10点で回答するネットプロモータースコアを集計した。14年以降入社の20代の新卒入社社員11万9149人に限定して集計し、ランキングを作成した。
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