[上海 31日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(証監会)は、証券会社のマージンローン(証券担保融資)事業と証券貸借事業の監視を強化したことを明らかにした。不正行為があったことを受けた措置。
中国証券報が31日、証監会の通告書を基に報じた。
証監会は証券会社に対し、マージンローンの不正利用を防ぐため、投資家の信用口座の取引状況の監視を強化するよう指示した。
同紙によると、一部の投資家はルールを回避して、マージンローンで対象外の資産を購入しているほか、マージンローンを現金化したり、他の不正な融資に流用している。
同紙は、こうした行為について、ルールを無視しており、取引メカニズムを混乱させると指摘。リスクが波及する可能性が高まり、証券会社と規制当局によるリスクの把握が難しくなると分析している。
証監会は、マージンローン事業が利用制限のないローン事業に転換されることがあってはならないと主張した。
中国のマージンローン残高は今週、6年ぶり高水準の1兆8700億元(2892億1000万ドル)に達した。
証監会の易会満主席は30日、不正に運営されている投資ファンドや実体のないファンドを厳しく取り締まる方針を示した。
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