Pages

Saturday, July 16, 2022

30歳、仕事も順調「でも子どもは…」 卵子凍結、会社からの選択肢 - 朝日新聞デジタル

 カチッ、カチッとひたすらクリックを重ねた。

 平日の仕事終わりの夜。数カ月間、ウェブで検索を繰り返しては、医療機関の一つひとつのサービス内容の金額、URLなどを調べてはエクセル表にまとめていった。

 東京都内に住む会社員の女性(30)がリサーチしていたのは、卵子凍結を手がけるクリニック。

 保管料について、このクリニックは卵子3個で1万5千円、あの医院なら卵子2個で5万5千円。値段は1個なら、20個なら……。エクセルのシートにデータを並べていった。

 そんなに手間をかけないといけなかったのは、卵子凍結をしている医療機関を調べようとしても、まとまった情報やサイトを見つけられなかったからだ。

 どこの医療機関に行くか比べるため、自分で片っ端から都内のクリニックを検索しまくった。

 検索するのに疲れて途中で卵子凍結自体をあきらめかけたが、何とか完成させた。

 出産に焦りを感じていたわけではない。出産するなら35歳くらいまでなのかもしれないと、ぼんやり考えていたぐらいだ。恋人はいるが、結婚の予定が具体的にあるわけではない。

費用は数十万円…でも「ラッキーだった」のは

 でも、出産を真剣に考えるよ…

この記事は有料会員記事です。残り2819文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 30歳、仕事も順調「でも子どもは…」 卵子凍結、会社からの選択肢 - 朝日新聞デジタル )
https://ift.tt/crwEdoF

No comments:

Post a Comment